20090212

恥も外聞もねえ(2)


「ほれみろワン、『コメント欲しい』なんて書いた瞬間に多数のコメントが寄せられてしまい、身動きがとれなくなってしまったものの、続くと書いた手前続けざるをえず、しかし特に続きも考えていなかったし、もうなかった事にできないかなあコレ、という状態じゃん!どうすんの?ねえ?ワン」

ウメが悪態をつく。長いこと一緒にいるだけにまるで僕の心を読んでいるかのようだが、流暢に語るだけ語った後にワンとかつけるんじゃねえ。いくら親友でもやっていい事と悪い事がある。あと多数のコメントとか別に寄せられてないから。1つは旧友だけど他はホラ。あのね、お前ら出会いすぎ。

ちなみに光がおさまったら異世界にワープとかしてなくて普通にさっきと同じ自分の部屋だった。今までの世界と何が違うの?

「基本的には今までの世界と同じだけど、この世界では、広告もコメントと数えていいんだワン」

コメント不足をとんちで解決すなー!そんなん誰が決めるんだ!?いろいろひどすぎる。しかしところで、ドクシャの秘宝ってありゃ何だったんだ?どうせコメントこそ読者様からの宝物ってオチだと思うのだが。

「ドクシャの秘宝……それは」

ゴクリ。

「……若い女性だワン」

……え。

答えはこうだったのだ。古より伝わる伝説によると、多数のコメントを得られるような書き手は、サイトを通じて女性とのコミュニケーションに恵まれるため、世界の秘宝たる女子中高大生との接触が許されるとか。時期が時期だけに、今ならチョコレートも期待できるという事らしい。なんたること。秘宝は本当に秘宝だったのであります。

人類のDNAに訴える秘宝、それこそ何より価値あるもの。まさか本当に、コメントにより手に入るというのか。

いてもたってもいられない。こうしている場合ではない。渇きと飢えが、本能を揺り起こす。叫べ、叫ぶんだ。俺は、それが欲しい……!



「誰かコメントをください!」



こうして話は冒頭に返る。

「あっさっそくコメントだワン」

もうなんも出ねぇよ(笑) マグ郎 - 02/12(木) 22:28 PC [HOME]

女3男1で報酬20万!!
ってのに釣られて行ったら、朝までズコバコさせられたよorz
http://......

「なるほど……これは秘宝との接触もありそうだワン……」

そっちの方法じゃねえーーーーーーーーーーーーーー!


終劇





20090204

恥も外聞もねえ(1)


「誰かコメントをください!」
街中で叫ぶ僕を、誰もが奇異の目で見ていた。

*****


ある日の朝。目が覚めると犬と目が合った。

ちなみに僕は犬など飼ってはいない。厳密には犬のぬいぐるみだ。名前はウメという。1歳のときから一緒の部屋にいて、僕の事なら親よりよく知っている。

だがおかしい。ウメはいつもマンガ棚のとなりに置いてある。ベッドで寝ている僕と、目など合うはずがない。彼が布と綿でできていて、自力では動けないことは親友の僕が誰よりよく知っている。彼は愛のある無機物なのだ。

「探しに行こうワン」

しゃべった。

「空気読みなさい」

ここまでの流れが台無しなので、優しく諭してあげた。もう22年も一緒にいるのだ。このくらい大目にみてあげなくては。

「探しに行こうワン」

黙る気配がない。

「君ねえ、もう少しぬいぐるみとしての自覚を持ちなさいって。いつも笑顔で、僕が健やかなる時も病める時も自慰の時も見守って、僕の事を肯定するのが君のつとめでしょう」

親しき仲にも礼儀あり。長い付き合いだが、言わなければわからないこともある。

「探しに行こうワン」

だというのに、いっこうに彼は対話の姿勢を見せようとしない。対話なくして理解なし。これでは意思の疎通が、って、あれ?

ぬいぐるみがしゃべったあああああああ!?

え?あれ?おかしくね?フッカフカじゃん、あいかわらずフッカフカのヌイグルミじゃん、なんで人語を操ってるの!!?

「探しに行こうワン、ドクシャの秘宝を」

テンプレ以外の事も言えた。しかも、まるで声帯を使役しているようなハッキリした音声なのだ。どうやらボイスレコーダーでも遠隔操作でも人工知能でもなさそうだ。

「ドクシャの秘宝……」

うさんくさい単語を反芻した瞬間だった。

ウメの体が光に包まれた。光は拡大し、僕をのみこんだ。安っぽい演出だなあと思いながら、僕は身をまかせた。

僕はコメントがほしい。


続く





20090202

週刊少年ジャンプ感想(10号)


こんなに毎週感想が続いたの、初めてです……。


ワンピース

オカマには飢えも乾燥も関係ないぜ!オカマたるもの、常に潤いを!オカマすげー!

よく考えたら、悪魔の実の能力が戦闘に関係なく、オカマ拳法のみで戦う彼には海楼石すら関係ない。オカマほんとすごい。オカマ最強。皆もオカマになろう!それはムリか。


ブリーチ

もうカワイイだけの私じゃない!隠した毒でカレのハートを溶かしちゃえ☆ この冬は、小悪魔的♪毒サソリ系ドレスで決まり!オシャレな人は、もうやっている!

ドゴン!ズガン!アタシは死んだ。スイーツ(笑)


リボーン

えええええええ、なんのひねりもねえーーーー。

ここまで堂堂と使い古されたセオリーをやってのけちゃうところに、このマンガがいかにストーリーとかどうでもいいか伝わってくる。

ただ人気キャラをかわるがわる活躍させるだけの展開……初期のCROWとかこんな感じなのかな。


バクマン

サイコーはネームのために来てるみたいでした。むしろ作画テクを重点的にパクっていくべきじゃないのか。

というか最近、亜城木解散フラグ立ちまくりだったのでシュージンの事をこんなに考えてたのは意外。


いぬまる

秘密基地に本気で目を輝かせちゃう22才たまこ先生に好意を禁じえません。新妻エイジ級に純粋だと思う。うん、なんか例えが悪かった気がする。申し訳ない。


めだかボックス

「完璧美少女」「ちびっ子傍観者」「伝説」で、オチが「実は主人公も強かったです」まで、全部前回の読み切りと一緒でした。西尾維新というと売れっ子作家だけど、ずいぶん引き出しが少ない印象。。

よっぽど時間がなかったのか、それとも短編が苦手なのか。

でも、オッパイでたいがいの事は解決します。それは間違いない。マジで。





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